非営利団体のウィキメディア財団(Wikimedia Foundation)が主催している、ウィキペディアから考えると、利用者が自由に執筆できるインターネット上のフリー百科事典。広告や有料サービスなどは一切行なっておらず、運営に必要な資金は寄付によってまかない、執筆や編集は世界中の無償のボランティアの手によって行なわれている。執筆内容はGFDL(GNU Free Documentation License)というライセンスに従ってオープンにされ、誰でも無償で自由に利用(複製・改変・頒布・販売など)することができる。インターネット・エクスプローラを見てみると、2001年1月15日に英語で開始され、現在では世界中の200を超す言語で作成されている。2006年3月現在で英語約101万、ドイツ語約 37万、フランス語約25万、ポーランド語約22万、日本語約20万、オランダ語約15万、イタリア語約14万、スウェーデン語約14万、ポルトガル語約 12万もの項目が解説されている。Wikiと呼ばれるWebサイトの共同執筆システムの一種を利用して作られており、ネット用語の解説をすると、利用者は登録などをしなくても自由に項目を増やしたり内容を記述したり編集したりすることができる。こうした変更はすべて履歴として記録・公開され、他の利用者や管理者がチェックできるため、いい加減な内容や虚偽の内容、特定の意図をもって書かれた内容(政治的宣伝や企業の広告など)は書き込んでもすぐに発見され、修正される。同財団ではいくつかの姉妹プロジェクトを推進しており、Wikiによる辞書・シソーラス(類義語辞典)の「Wiktionary」、ウィキペディアをいうと、電子書籍・教科書「Wikibooks」、引用句事典「Wikiquote」、著作権フリーな文章のコレクション「Wikisource」、生物種についての情報を集める「Wikispecies」、ニュースサイト「Wikinews」、著作権フリーな画像や音声のコレクション「Commons」がある。